5. 小田と小さな田んぼのこれから
お米の販売を皮切りに「小さな田んぼプロジェクト」をどんな風にしていくか、これからの展望を語ってみたいと思います。

お米の展開「体験する」
これから小田地区を米の育て方も学べ、楽しめる場所にしていきます。源流域の暮らしがどのようなものかをさまざまな体験に参加してもらいながら地域内外の人に伝えていきます。例えば、田植えや収穫体験、稲木や脱穀、水の管理など細かなところもやりたいです。また収穫後のお米でお餅つきや、藁を使ってわらじ作りなども行い、お米にまつわるかつての暮らしを体験できる場所にできたらと考えています。




ごまんとある田舎、たった1つの小田
現在、田舎を盛り上げる取り組みが全国各地で起きています。しかし、田舎はごまんとあるため小田地域が生き残っていくためには、他の田舎よりも特徴ある田舎を目指していくことが望まれます。小田ならではの小田であることを意識づけられるような活動をしていく。そのためには知ってるようで知らない小田を掘り下げていく必要があります。

食の展開、郷土料理
小田らしさを追求する上で欠かせないのが「郷土料理」です。小田で食べられてきたものはなんなのか、育ててきた作物はなにか。そういった疑問を少しずつ解決していき、小田の町の野菜や果物を美味しくいただきながら学んでいけたらと思います。郷土料理にまつわるイベントもできたらと思います。

暮らしの展開郷土資料研究
小田の暮らしを探るため、民具や古写真、おいちゃんおばちゃんの小話を集めます。小田の歴史を知ることで、これからの小田の街をどうしたいかの道筋を立てたいと考えています。と同時に、地域に暮らす子どもや大人、これまで小田にきたことのなかった人に小田を知ってもらう機会をどんどん作っていきます。体験にこそ学びがあるをモットーに、楽しく学んでいきます。

愛媛で一番の田舎を目指す
平成の大合併により、愛媛の地方自治体は72から20市町村に減りました。昭和30年や、大正明治も合併を繰り返しており、以前は各地の村々ごとに独自でまちづくりをおこなっていました。自分達の暮らすまちを自分たちで自分たちで良くしていく。そんな気持ちで一歩ずつ、小さなことから始められたらと思います。

プロジェクトメンバー
岡山紘明(どい書店)、納堂邦弘(ミカタスイッチ)、水本誠時(おだいじPROJECT)、古荘みち子、宮原美咲
記事:岡山紘明
内子町地域おこし協力隊小田地区担当。大学院のゼミをきっかけに3年前に移住。空き家活用などを中心に小田地域を盛り上げている。1994年生まれ。
撮影:水本誠時、烏谷恒希、市毛友一郎
協力:道の駅 小田の郷せせらぎ
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